「銀行から融資を受けたいんだけど金利ってどのくらいかかるんだろう?」
「銀行融資の金利は低いって聞いたけど本当かな?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

融資の際に気になることの一つはやはり金利ですよね。

この記事ではそんな銀行融資における金利について解説していきます。

本記事をお読みいただくことで

  • 銀行融資における金利相場
  • 銀行融資の金利を決定する要素や計算方法
  • 銀行融資における事業規模や調達方法別の金利

などについて理解できるでしょう。

この記事を読んで、銀行からの融資を受ける際の参考にしてみてください。

銀行融資の金利相場を比較!期間や調達方法で違う?

銀行融資の金利相場を比較!期間や調達方法で違う?

現在の日本では政策金利が低いため、銀行融資の金利相場もやや低くなっています。

具体的には2〜3%前後が銀行融資の金利相場と言われています。

しかし、銀行の金利は

  • 融資期間
  • 調達方法
  • 事業規模

など様々な条件により異なるので、これから詳しく見ていきましょう。

融資期間ごとの金利は?

銀行から融資を受ける際の金利は、返済する期間によって異なります。

例えば、長野銀行の金利は次のようになっています。

長野銀行 創業支援資金「スタート」
融資期間 利率
3年以内 2.766%
5年以内 2.996%
10年以内 3.436%
10年以内超 3.436%

長野銀行|創業支援資金「スタート」」より引用

このように返済期間が長くなればなるほど金利が高くなっていきます。

融資期間が長いと金利が高くなるのは、長期間の融資で何か不測の事態が起きた場合に返済が途絶える可能性が高くなるためです。

返済期間が短いほど低く、長いほど高いという金利の傾向は、銀行に限らずどの金融機関においても変わることはありません。

調達方法ごとの金利の違いは?

また、金利は調達方法によっても異なります。

調達方法の違いとは、貸付をしてくれる金融機関による違いのことです。

銀行以外の金融機関を含めると、調達方法は大きく次の3つに分けられます。

  • 政府系金融機関(日本政策金融公庫)
  • 預金を取り扱う金融機関(地方銀行・信用金庫)
  • 預金を取り扱わない金融機関(消費者金融・信販会社)

それぞれ見ていきましょう。

政府系金融機関(日本政策金融公庫)

日本政府が100%出資している金融機関に日本政策金融公庫があります。

日本政策金融公庫では次の3つの融資制度が用意されています。

  • 中小企業向けの長期融資
  • 個人事業や小規模企業向けの小口資金
  • 農林漁業や国産農林水産分野への長期融資

この中で最も利用されるのが中小企業向けの長期融資で、貸付期間ごとの金利は次のようになっています。

貸付期間 基準利率
5年以内 1.11%
10年超11年以内 1.11%
15年超16年以内 1.14%
19年超20年以内 1.19%

日本政策金融公庫|中小企業事業(主要利率一覧表)」より引用

以上のように、日本政策金融公庫では他の金融機関に比べて金利が非常に低く設定されていることが特徴です。

銀行融資における金利相場は2〜3%なので、日本政策金融公庫は非常に借りやすい金利設定と言えます。

預金を取り扱う金融機関(都市銀行・地方銀行・信用金庫)

融資をしようと考えて、まず思い浮かぶ方法が銀行や信用金庫などからの借入でしょう。

このような金融機関の金利も一般的には安いと言われますが、実際のところはどのくらいなのでしょうか。

今回は、みずほ銀行で中小企業向けに用意されている「スマートビジネスローン」を例に見ていきましょう。

みずほ銀行「スマートビジネスローン」
申し込み条件 以下条件を全て満たしている方
・みずほ銀行に一定期間、口座を持っている・みずほ銀行にお借入残高がない・みずほ銀行からのインビテーションを受けた
借入金額 最大1,000万円(10万円以上から)
借入期間 12ヵ月以内(1ヵ月単位)
借入利率 1%台~14%(年率)
資金使途 運転資金
返済方法 元金均等返済・期限一括返済
担保・保証 担保不要・代表者様の連帯保証が必要
手数料 無料

みずほ銀行|みずほスマートビジネスローン」より引用

こちらの銀行融資の金利は1%からと非常に低く設定されていますが、幅が広く最大で14%になる場合もあります。

金利に幅があるのは、融資を受ける企業の返済能力・借入期間・融資金額などにより異なるためです。

銀行融資の金利が高く借入が難しい場合は、1~2%と比較的金利の低い日本政策金融公庫からの融資を検討してみましょう。

預金を取り扱わない金融機関(消費者金融・信販会社)

消費者金融や信販会社のような機関はノンバンクと言われ、預金を扱わない金融機関となります。

基本的にはノンバンクで借入を行う際の金利は銀行や信用金庫などに比べて高く設定されています。

ここでは大手消費者金融プロミスの自営業者向けローンを例に見ていきましょう。

プロミス「自営者カードローン」
申し込み条件 年齢20歳以上、65歳以下の自営者の方
借入金額 最大300万円
借入利率 6.3%~17.8%(実質年率)
資金使途 生計費および事業費
返済方法 残高スライド元利定額返済方式
担保・保証 不要

プロミス|自営者カードローン」より引用

こちらのカードローンの場合、金利が6.3%~17.8%と日本政策金融公庫や銀行に比べて非常に高く設定されています。一方で、借入までのハードルが低く、最短で即日で融資を受けることができるのが特徴です。

ただ、その分金利による返済額が高くなってしまうためあまり利用するのは得策とは言えません。ノンバンクで借り入れを行うときは、緊急で資金が必要になったときにするのが良いでしょう。

KIKでは、日本政策金融公庫、民間銀行のすべての融資制度に対応しています。

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銀行融資の金利の計算方法や金利を決定する要素は?

銀行融資の金利の計算方法や金利を決定する要素は?

ここまでで銀行融資は様々な条件によって異なることは理解できたと思います。

しかし、金利はどのような要素により決まるのかについて気になる方もいるかもしれません。

ここからはそんな銀行融資の金利が決まる計算方法や要素などについて見ていきましょう。

銀行融資の金利の計算方法

銀行融資の金利は実質年率で表示することが義務付けられており、金利計算をする際も実質年率から算出します。

実質年率とは、元金以外に支払う必要がある利息や手数料などの諸費用を含めた金利のことです。

金利は以下の式で求められます。

「金利(利息額)=借入残高×金利(実質年率)÷365日×借入日数」

今回は次の条件を例に金利(利息)計算をしてみましょう。

<条件>

  • 借入残高:30万円
  • 実質年率:15.0%
  • 借入日数:30日

こちらを上記の数式に当てはめると、

「30万円×15.0%÷365日×30日=3,698.630…」

となり、3,699円が1か月の金利(利息)です。

それでは、上記条件で毎月3万円を返済する場合のシュミレーションをしていきます。

返済月数 支払額 返済額 利息 借入残高
1か月 30,000円 26,301円 3,699円 273,699円
2か月 30,000円 26,626円 3,374円 247,073円
3か月 30,000円 26,954円 3,046円 220,119円
4か月 30,000円 27,286円 2,714円 192,833円
5か月 30,000円 27,623円 2,377円 165,210円
6か月 30,000円 27,963円 2,037円 137,247円
7か月 30,000円 28,308円 1,692円 108,939円
8か月 30,000円 29,657円 1,343円 80,282円
9か月 30,000円 29,010円 990円 51,272円
10か月 30,000円 29,368円 632円 21,904円
11か月 22,174円 21,904円 270円 0円
合計 322,174円 300,000円 22,174円 -

30万円を金利15%で借りて、毎月3万円を返済すると合計で2万円以上利息が発生することになります。

返済期間を長く設定してしまうと支払う利息が増えてしまうので、可能な範囲で早めに返済できるといいかもしれません。

また、融資を受ける商品や制度の金利によって支払う額も変動してくるため、返済額を抑えたい方はできるだけ金利が低い商品や制度を選びましょう。

銀行融資の金利を決定する要素は?

銀行融資の金利は次の4つの要素で決まります。

  • 銀行の調達金利
  • 銀行の経費
  • 企業貸し倒れリスク
  • 銀行の利益

一つ一つの要素をご紹介します。

銀行の調達金利

銀行が企業に対して貸すお金は、ほとんどが銀行の自己資金ではありません。

銀行は預金者などから預かっているお金を企業に対して又貸しする形をとっています。

そのため銀行も預金をしてくれている人たちに利息を払う必要があります。

この利息などを企業に対する金利によって賄っているのです。

銀行の経費

銀行の経営には様々な経費が発生します。

経費は大きく分けて事業経費と諸経費があり、具体的には次のようなものがあります。

  • 事業経費:金融商品や有価証券の売買費用など
  • 諸経費 :人件費・システム代・オフィスの賃料・光熱費など

これらの経費を金利による収入により補います。

企業貸し倒れリスク

銀行が融資を行う先の企業が必ずしも経営がうまくいくとは限りません。

中には倒産してしまう企業もあるでしょう。

銀行はそのような企業の将来性や倒産リスクを踏まえた上で、倒産する可能性が高いような企業には通常より高い金利を設定する場合があります。

銀行の利益

銀行にとって金利は最も大きな利益の一つです。

そのため金利の設定はとても慎重に設定されています。

場合によっては利益のために金利を高めに設定していることもあるかもしれません。

銀行融資の金利は法人と個人でどのくらい変わる?

銀行融資の金利は法人と個人でどのくらい変わる?

ここまでで銀行融資における金利の相場や金利の決まり方について、ある程度理解できたと思います。

しかし、ご自身が経営している会社の事業規模によって金利はどのくらい違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。

ここからは事業規模ごとの金利について、掘り下げていきましょう。

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法人(大企業)向けの銀行融資は低金利?

大企業のような法人に融資を行っている有名な金融機関は、日本政策投資銀行や都市銀行です。

日本政策投資銀行は大企業向けに長期的な融資を行い、日本経済発展のため資金援助を行っています。日本政策投資銀行は国が運営している金融機関のため、基本的には低金利(1〜2%前後)で融資を行っています。

一方で、都市銀行の金利は数%〜10%前後と言われています。日本政策投資銀行よりは高く設定されていますが、ノンバンクや消費者金融などに比べると比較的低金利で融資を受けられます。

中小企業向けの借入金利の平均は?

中小企業が借り入れを行う金融機関は、日本政策金融公庫、銀行、ノンバンクなどが挙げられます。

各機関の貸付条件の傾向を簡単にまとめると次のようになります。

金融機関 日本政策金融公庫 銀行 ノンバンク
金利 年1〜3% 年2〜9% 年6〜18%
審査の難易度 厳しい 普通 優しい
融資までのスピード 1ヶ月 数週間 最短即日

※金利は目安です。各金融機関や制度・商品により異なります

審査は厳しく金利が低いのが日本政策金融公庫、審査は優しく金利が高いのがノンバンク、その中間が銀行といったイメージです。

ちなみに帝国データバンクによる調査によると、近年企業の平均借入金利は年々低下しています。2007年度の平均借入金利は2.33%でしたが、それ以降11年連続で低下しており2018 年度の企業の平均借入金利は1.37%となっています。

個人(個人事業主)向けの銀行融資の金利相場は?

個人事業主でも銀行から融資を受けることは可能で、金利は数%〜10%前後が相場と言われています。

他にも日本政策金融公庫やノンバンクなどからも借入を行えます。

各機関の具体的な金利や貸付条件は次のとおりです。

金融機関 日本政策金融公庫 銀行 ノンバンク
金利 年1〜3% 年2〜9% 年6〜18%
審査の難易度 厳しい 普通 優しい
融資までのスピード 1ヶ月 数週間 最短即日

※金利は目安です。各金融機関や制度・商品により異なります

個人事業主は、法人に比べて銀行から直接借入することは難しいと言われています。

一方で信用金庫や地方銀行からは、地域活性化などの観点から、個人事業主でも比較的低金利で融資を受けることができます

また、銀行から融資を受ける際の審査は、信用金庫やノンバンクなど他の金融機関に比べるとやや厳しいです。そのため融資を受けるまでにかかる期間も長いので、借り入れを行う際は計画的に利用する必要があります。

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銀行融資の金利に関するQ&A

銀行融資の金利に関するQ&A

最後に銀行融資の金利に関して気になることをまとめていきます。

銀行プロパー融資の金利相場は?

信用保証協会の保証を付けずに銀行に直接融資を受ける方法がプロパー融資です。

プロパー融資は一般的に大企業向けの融資と言われており、金利や融資額は担当者との協議で決まります。

金利においてはプロパー融資は信用保証協会の保証料がないため、低金利となることが多いです。

金利相場は年2〜9%前後と言われていますが、こちらは銀行との付き合いの長さや企業の信用度などによって異なります。

証書貸付の金利は安い?

証書貸付とは、お金を借りる際に書面で契約をする貸付方法です。

証書貸付には融資商品の数が多く用意されています。

そのため、金利も5%と低いものから14%を超えるものまで様々ですが、平均すると金利は8〜10%前後と言われています。

ちなみに、証書貸付の場合の審査は最短で1週間・最大で1か月ほどかかり、その後審査に通過するとお金が入金されるという形になっています。

銀行融資の金利は交渉して下げられる?

結論から言うと、銀行融資における金利を交渉で下げることは可能です。

銀行融資の金利は以下の要素により決まります。

  • 銀行の調達金利
  • 銀行の経費
  • 企業貸し倒れリスク
  • 銀行の利益

この中で最も調整しやすいのが企業貸し倒れリスクです。

企業貸し倒れリスクとは企業の信用度とも言い換えられ、企業の格付けや返済期間などによって変わります。

  • 企業の格付けランクが一つ違うと貸付金利が0.125%異なる
  • 返済期間が短いほど金利が低くなる

などとも言われるので、このあたりを頭にいれておくと交渉をうまく進められるかもしれません。

以下の記事では、銀行の格付方法や格付を上げるポイントについて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

銀行のビジネス(事業)ローンの金利相場は?

銀行のビジネスローンの金利相場は5〜10%と言われています。

その他の条件としては、借入額は500~5,000万円、融資スピードは3日~1週間くらいが平均です。

具体例を挙げると、みずほ銀行「スマートビジネスローン」では次のような条件になっています。

  • 金利:1~14%(年率)
  • 借入額:最大1,000万円
  • 融資スピード:最短2営業日

このように銀行によっては最低金利が1%などと設定されている銀行もあります。

一方で、消費者金融やクレジットカード会社などのノンバンクのビジネスローンの金利相場は10~15%くらい。

借入額は300~500万円程度、融資スピードは最短即日が一般的な条件となっています。

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まとめ:銀行融資の金利は条件によって異なるので状況によって使い分けよう

まとめ:銀行融資の金利は条件によって異なるので状況によって使い分けよう

融資において金利はとても重要な要素のひとつです。

銀行融資の金利相場は

  • 返済期間
  • 調達方法
  • 事業規模

など様々な条件によって異なります。

特に多額の融資を受けるときは、コンマ数%の金利差でも返済額への影響は大きくなります。

ですので、ご自身の状況に合わせて、適切な金利の融資方法を検討しましょう。

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